消費トレンドの今とこれから―コト消費・エモ消費・人間らしさ消費って!?―

消費トレンドの今とこれから―コト消費・エモ消費・人間らしさ消費って!?―

この記事でわかること
今の消費スタイル
次に来る消費トレンド
消費トレンドに合わせたアプローチ方法

目次
1. 時代とともに移り変わる消費スタイル

2. 現在の消費スタイルの傾向って?「ご褒美消費・コト消費・エモ消費」
3. 次に来る消費トレンドは?「人間らしさ/自分らしさ消費・巣ごもり消費」
4. まとめ


登場人物
いーちゃん
いーちゃん
22歳。春から、とある企業のマーケティング担当になり、やる気に満ち溢れている新卒社員。憧れの先輩のように一人前の社会人になるため、日々勉強中。
少しおっちょこちょいだが、何事にも積極的。

美月さん

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29歳、プロジェクトマネージャーで仁君の先輩。しっかり者で頼れる存在だが、方向音痴でオフィス内でもよく迷子になる一面も。紅茶好きで、午後にはお気に入りのマグカップを片手に現れる。

時代とともに移り変わる消費スタイル

いーちゃん
いーちゃん

今日は頑張ってサクッと仕事を終わらせて、早く帰るぞ!

美月さん

あれ、いーちゃん、今日は一段とやる気に溢れてるね!

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いーちゃん
いーちゃん

実は、自分へのご褒美にちょっといいアイスを買っているので、帰ったらゆっくり食べようと思ってるんですよ!

美月さん

なるほど、それはまさに今注目の「ご褒美消費」だね。

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いーちゃん
いーちゃん

そういえば、「〇〇消費」って言葉、最近よく聞く気がします。

美月さん

消費スタイルは時代とともに移り変わるもので、商品そのものの価値を求める「モノ消費」からどんどん変化していっているんだよ。

今の消費トレンドを理解すると、「なぜその商品が選ばれるのか」「どうすれば選ばれるのか」が見えてくる。

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いーちゃん
いーちゃん

トレンドの消費スタイルを知っておくと、商品づくりやマーケティングにも活かせそうです。詳しく教えてください!

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現在の消費スタイルの傾向って?

ご褒美消費

美月さん

まずは先ほど触れた「ご褒美消費」から見ていこう。これは、自分への投資や満足感を得るための消費のこと。高価なものを頻繁に買うというより、「ここぞ」というタイミングで、気分を上げるためにお金を使うスタイルだね。

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いーちゃん
いーちゃん

毎日贅沢するというより、「頑張ったから今日はこれ!」みたいな感じですね。

美月さん

デロイトトーマツが行った2025年に行った調査によると、回答した全世代の人が「節約と贅沢のメリハリをつけるようになった」と答えたんだ。

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いーちゃん
いーちゃん

え!全世代ですか?

美月さん

そうなんだ。
物価上昇や将来への不安がある中で、「使うところ」と「抑えるところ」をはっきり分ける意識が、世代を問わず強まっているんだね。さらに、Z世代は「自分へのご褒美消費が増えた」と回答する人が多かったんだよ!

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いーちゃん
いーちゃん

物価が上昇し、仕事や人間関係などの日々のストレスも重なる状況で、自分への小さなご褒美が、次に頑張る力になりますよね!

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美月さん

また、株式会社ハー・ストーリィによると、特に女性は、休息・リラックスの場面で「自分をいたわる・ご褒美を求める」傾向があるんだ。

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いーちゃん
いーちゃん

なるほど。単にモノを買うというよりも、「ちゃんと自分を大切にできている」という実感が得られることが重要なのかもしれませんね。

美月さん

その通り。だからこそ、価格や機能だけでなく、「頑張った自分をねぎらう」「ほっと一息つける」といったストーリーやメッセージが、商品やサービスの魅力として響きやすくなるんだ。

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いーちゃん
いーちゃん

企業やブランド側も、こうした心理を理解した商品やサービス・広告を打ち出すことで、共感を得やすくなりますね!

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コト消費

美月さん

次は、「コト消費」!モノ(商品)を購入し所有する消費形態は「モノ消費」だったよね。「コト消費」は、旅行・習い事・芸術鑑賞等の「機会やサービス」を消費する形態なんだ。

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いーちゃん
いーちゃん

モノではなく体験にお金を使うようになっているんですね!

美月さん
また、モノ消費が日常的なモノも含めた消費なのに対し、コト消費では主に非日常のコトが消費される点も違いだね。
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いーちゃん
いーちゃん

日常から少し離れた時間を過ごすことで、気分転換や自己充実感を得られるんですね。

美月さん

そうそう!日経クロストレンドが発表した「トレンドマップ 2025下半期」では、「コト(体験)消費」が「現時点での経済インパクト部門」の消費トレンド分野で1位を獲得したよ。

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いーちゃん
いーちゃん

このトレンドにはどのような背景があるのでしょうか?

美月さん

1990年代のバブル崩壊以来、モノの所有ではなく、モノの利用価値が重視されるようになったこと。また、限られた家計をやりくりする人々は、モノ自体に価値を認めるより、モノの機能性を評価、判断するようになったことが挙げられるよ。

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いーちゃん
いーちゃん

モノの消費でも、「それを使ってどんな時間を過ごせるか」が見られているんですね。

美月さん

特にZ世代を中心とした若い世代ではその傾向が顕著だよ。モノは必要最低限に抑えつつ、その分、経験値を高めたり、心が動く体験にお金を使う。SNSで体験を共有する文化も、コト消費を後押ししている要因の一つだね。

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いーちゃん
いーちゃん

体験を通じて得た感動や学びを、誰かと共有すること自体も価値になっているんですね。モノを買うこと自体がゴールじゃなく、その先の体験が大切になっているんですね。

美月さん

だから企業側も、商品を売る・広告を打つだけでなく「体験としてどう提供するか」が重要。例えば、期間限定のイベントやワークショップ、オンライン体験、コミュニティづくりなど、商品をきっかけに体験が広がる仕掛けを用意する企業も増えているよ。

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いーちゃん
いーちゃん

コト消費の時代では、商品+体験+感情まで含めて設計できるかどうかが、企業にとって大きなポイントになるんですね!

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エモ消費

美月さん

最後に紹介するのは、「エモ消費」だよ!

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いーちゃん
いーちゃん

エモいって言葉は使いますが、そもそもどういう意味なんでしたっけ…

美月さん

「エモい」は、心が強く動かされたときや感情が揺さぶられたときの「なんとも言い表せない気持ち」を表現する際に使われる言葉だよ。感情(エモーショナル)が語源とも言われているね。人によってエモいの捉え方は異なり、使い方も曖昧なんだけど、懐かしさ・感動・感傷的のような感情のニュアンスが含まれている傾向があるよ。

僕と私と株式会社による定義では、「エモ消費」とは「わかる」「楽しい」「ワクワクする」などの共感や感情を重視した消費行動のことなんだ。

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いーちゃん
いーちゃん

なるほど!エモ消費では、「安いから」「便利だから」だけでなく、

その商品や体験が、どんな感情を呼び起こすかが重視されるんですね。

美月さん

その通り!同会社が行った調査によると、Z世代がもっとも「共感」を理由として行動していることがわかったよ。加えて、「商品やサービスを購入・利用する」「SNSでシェアする」「友達・家族などと話題にする」「誰かにおススメする」といった“シェア”に関する行動をするという点でも。他世代と大きな差が見られたんだ。

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いーちゃん
いーちゃん

私も、仕事で疲れているときの気持ちを描いた投稿を見て共感し、紹介されていたリラックスできるボディーソープを試したことがあります。

美月さん

「今の自分と同じ状況だ」と感じることで、商品・サービスが“自分ごと”になるんだね。また、この調査によると「わかる!と思う」「思わずシェアしたくなる」「驚きがある」などの要素はかなり購買行動への影響度が高いことがわかったよ。

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いーちゃん
いーちゃん

なるほど!同じ「エモい」感情でも、どの要素にアプローチするかが重要になんですね。

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次に来る消費トレンドは?

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いーちゃん

現在の消費スタイルは分かったけど、次のトレンドはどうなるのでしょうか?

美月さん

 ここからは、最近高まっている消費傾向を見ていこう。 

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 自分らしさ・人間らしさ消費 

美月さん

 株式会社ミンテルが発表した「2026年:グローバル消費者トレンド予測」の中で「アンチアルゴリズム」というものが紹介されたよ。消費者は、便利さをもたらしてきた「アルゴリズム」の影響力に対し、少し距離を取り始めているんだね。効率性や最適化よりも、「自分で選んでいる」という感覚や、人間らしさを尊重してほしいという意識が強まっているんだよ。 

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美月さん

 また同社は、消費者は、自分のアイデンティティやデータがアルゴリズムにどう扱われるかをより意識するようになると予測。人々はアルゴリズムに支配されるのでそれを理解し、自分で調整し、さらには共に作り上げるような、より人間的な体験を求めるようになるだろうと発表しているよ。 

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いーちゃん
いーちゃん

 アルゴリズムで便利になった反面、効率・利便性などを重視しすぎた機械的なものが多くなった感じがします。感情のつながりや、人間味を感じられるようなものを求める人も多そうです。 

美月さん

 いい視点だね。「あえて不完全」「あえて手間がかかる」体験に価値を感じる人も増えているんだ。例えば、画一的なレコメンドではなく、自分の好みを少しずつ反映させていけるサービスや、選択肢を絞りすぎない設計なども、その流れの一つだよ。 

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いーちゃん
いーちゃん

そういえば、編み物など自分で作って使うのが注目されているのもこの流れの影響なのでしょうか? 

美月さん

そうだね。また、手作り感あるブランド、個人発信のサービス、カスタマイズできる体験、機械的なレコメンドより、スタッフの一言や背景ストーリーに心を動かされる購買行動も増えていきそう! 

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いーちゃん
いーちゃん

なるほど。効率よく“選ばされる”よりも、自分の意思で“選んだ”と感じられることが大切なんですね。アルゴリズムを完全に否定するというより、人が主役でいられる使い方が求められている気がします。 

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 巣ごもり消費 

美月さん

ところでいーちゃん、年末年始は何してたの? 

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いーちゃん
いーちゃん

今年は家でゆったり過ごしていました。あまり外出はしなかったですね。 

美月さん

最近、いーちゃんのように家で過ごす人が多いみたいだよ。株式会社インステージが行った調査によると、年末年始の予定はないと答えた人が60.2%もいたんだよ。 

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いーちゃん
いーちゃん

半分以上なんですね、意外です! 

美月さん

日経クロストレンドが発表した「トレンドマップ 2025下半期」では「巣ごもり消費」は、将来性の部門の消費トレンド分野で2位だったんだ。物価高による節約意識の高まりに加え、人付き合いや外出が負担に感じられる「ソーシャル疲れ」の影響もあると考えられているよ。 

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いーちゃん
いーちゃん

たしかに、予定がないというより「あえて入れない」感じかも。 

美月さん

外食や旅行の回数が減る分、家具や家電、インテリア、動画配信サービス、ゲーム、リラックスグッズなど、「家での時間を快適にするもの」には、少しだけお金をかけるという消費のシフトが起きているんだ。 

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いーちゃん
いーちゃん

なるほど。外に出る代わりに、お家時間をアップデートしているんですね。 

美月さん

そうだね。巣ごもり消費は、単なる節約ではなく、「生活の質を高めるための選択」として捉えられるようになっている。静かな時間や自分だけの空間に価値を見出す人が増えているとも言えるね。 

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いーちゃん
いーちゃん

今後は、「お家でどう過ごせるか」「どんな気分になれるか」に寄り添うような商品やサービス、広告表現が重要になりそうですね! 

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まとめ

いーちゃん
いーちゃん

 美月さん、今日は消費トレンドについて教えてくださりありがとうございました。今の流行や、次に来る消費スタイルについてよくわかりました! 

美月さん

よかった!消費トレンドは、社会の状況に大きく影響されるんだ。この知識を商品づくりやマーケティングに活かしていけるようにがんばってね!  

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いーちゃん
いーちゃん

 はい!時代に合った提案ができるよう頑張ります 。

美月さん

期待してるよ!次のトレンドにもアンテナを張ってみてね! 

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いーちゃん
いーちゃん

ありがとうございます!今日は早く帰ってご褒美消費を楽しみます! 

 

出典元:Z世代は「ご褒美消費」に意欲的 デロイト トーマツが購買行動調査を発表,
https://www.advertimes.com/20251225/article529443/
出典元:男性は「リセット」、女性は「ご褒美」──変化する“チル消費”の実態,
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000023043.html
出典元:第1部 第2章 第2節 (1)若者の消費行動,https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_research/white_paper/2022/white_paper_132.html
出典元:日経クロストレンド「今後伸びるビジネス」2025年下半期ランキングを発表。半期に一回の独自調査「トレンドマップ2025下半期」を作成、全95キーワードについて調査,
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000253.000041279.html
出典元:9割が知っている『エモい』とは?言葉の意味や実際の使い方を調査!,
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000046.000042380.html
出典元:「エモマーケティング」はZ世代以外にも効果的?エモ消費に関する意識調査を実施!, https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000119.000071963.html
出典元:【市場調査会社ミンテル】2026年:世界の消費者トレンド予測を発表-企業はアルゴリズムへの懐疑心、多様化するライフステージの節目にどのように対応し、人間らしい触れ合いへの期待にどう応えられるか?,
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000092.000072766.html
出典元:年末年始、9連休も「予定なし」6割。帰省も減少傾向,
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000272.000036691.html

 



 

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