次の主役は「α世代」!?デジタルネイティブの価値観と消費スタイル
この記事でわかること
ーα世代の価値観やZ世代との違い
ー今からα世代を意識したマーケテイングをすべき理由
ーα世代の消費スタイル2つの特徴
目次
1. α世代の特徴・価値観って?
2. α世代は“これから”と“いま”をつなぐ世代?
3. α世代の消費行動とは?
4. まとめ
登場人物
仁くん![]()
26歳、マーケティング担当をしている若手熱血ビジネスマン。
ちょっぴりどんくさいところがあるが、周りから好かれている。
美月さん

29歳、プロジェクトマネージャーで仁君の先輩。しっかり者で頼れる存在だが、方向音痴でオフィス内でもよく迷子になる一面も。紅茶好きで、午後にはお気に入りのマグカップを片手に現れる。
α世代の特徴・価値観って?
仁くん、おつかれさま。調子はどう?
美月さん、おつかれさまです!実は、次の案件で「α世代向けのマーケティング施策」を考えているんですが…この世代ってまだ幼いのに、もうマーケティングの対象になってるんですね!?
そうだよね。「α世代」とは2010年〜2024年に生まれた世代、つまり今の2〜16歳の層を指す言葉だね。日経クロストレンド「トレンドマップ 2025下半期」では、「α世代」が「将来性での経済インパクト部門」の消費トレンド分野で1位を獲得しているし、注目が集まっている世代なんだ。
そうなんですか!そもそも「α世代の特徴」ってなんでしたっけ?
α世代は、全体的にデジタルリテラシーが高い「ミレ二アル世代」の親(1980〜1995年頃生まれ)から教育を受けているから、幼少期からデジタル機器に囲まれているんだ。学校でもタブレットが配布されたり、授業でデジタル教育が積極的に行われていることから、「デジタルネイティブ世代」とも言われているんだ。

α世代ラボが行った調査に参加したα世代のうち、自分のデバイスを所有している割合は、小学1・2年生で36.7%、小学5・6年生で56.7%、中学生では75.3%だったんだよ。
やはり早い時期からデバイスを持っている人が多いんですね。今の小学校ではプログラミングの授業もあると聞きました!幼い時からSNSに触れ、学校でもデジタル教育を受けている、まさにデジタルネイティブ世代ですね。
そうだね。そのおかげで、様々な考えや価値観、自己表現、多様性に触れ、「違うことが当たり前」ということを受け入れている世代でもあるよ。
SNSに対する価値観は他の世代とは違うのでしょうか?
東急エージェンシーによると、Z世代では「インスタ映え」という言葉が流行し、他人からどう思われるかを重視して発信が行われたけど、「インスタ映え」は死語となりつつあり、α世代は「映え」よりも自分が投稿したいものを投稿するといった使い方に変化しつつあるみたい。
評価されることより、自己表現の手段としてSNSを使っているんですね。α世代ならではの特徴が見えてきました。
また、α世代と上の世代を比較した調査の結果、α世代はトレンドや周囲の目を気にするより、「自分にとっての価値や評価軸を重視する」という傾向が見えてきたんだ。
「自分らしさ」がα世代にとって最も重要なんですね。
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α世代ラボと産業能率大学が行った、α世代の美意識についての調査でも、自分らしさを重視する価値観がよくわかる結果が得られたんだ。
調査によると、α世代は「流行」より「自分の顔になじむか」を最優先しているんだ。好きなインフルエンサーがいても、それが自分に「似合う」かを冷静に判断する。憧れをそのまま真似するのではなく、自分らしさを最優先する価値観があるんだね。
「好き」と「真似る」を合理的に切り分けている世代ともいえますね。彼らの情報収集方法はやはりSNSからなのでしょうか?
そうだね。新聞、雑誌といったテキストよりも画像や動画で情報収集をするのが主流。この世代はZ世代と同じようにタイパを重視する傾向がある。したがって、AIを使ってすぐに答えを得ることへも好意的だよ。
幼いころからAIが活用されている世界で過ごしているため、Z世代よりもさらにAIを抵抗なく利用しているのですね。

α世代は“これから”と“いま”をつなぐ世代?
でもなぜ今から彼らを対象としたマーケティングを行うのでしょうか?詳しく教えてください。
2〜16歳のα世代の消費行動や特性はまだまだ市場に反映されづらいのが現状だけど、10年後には若者消費や文化の中心を担う世代になるよね。また、この世代は、ベビーブーマー世代を超えて歴史上最大の世代になるといわれているんだよ。
α世代理解は「未来市場」への投資なんですね!企業側としても今から理解しておく価値がありますね。
そう、彼らは「若者」としてZ世代と一括りにされがちだけど、両者の価値観や特徴は異なるんだ。今の時点からその特徴を掴んでおくことはとても重要なんだ!
なるほど。若年層という括りでも、世代ごとの違いに目を向ける必要がありますね!
加えて、彼らがもたらす親の消費行動への影響力も注目ポイントだね。子供の意見を買い物に取り入れる家庭は増えていて、特に外食やエンタメといったカテゴリは影響力が強い。α世代の親にあたる世代はインターネットに触れてきている人が多く、デジタルへの理解度が比較的高い。子どもがネットで調べてきた情報を抵抗なく受け入れる姿勢があるんだよ。
α世代マーケティングの重要性が理解できました!

α世代の消費行動とは?
ここからはα世代の「消費スタイルの特徴」をみていこう!
α世代ラボは、α世代を「リーダー型」と「フォロー型」に分類し、購買行動についての調査を行ったんだ。
それぞれの特徴を教えてください。
「リーダー型」は自由に使えるお金やデバイスを与えられている傾向が強い。それを自分の好きや興味への深堀りに使うことが多いみたい。同世代のインフルエンサーが発信したトレンドをいち早くキャッチし、自ら情報を発信することで、フォロー型へと情報が流れていくというプロセスだよ。
自分の好きを発信するα世代らしいですね。フォロー型はどのような傾向がありますか?
フォロー型は受動的にトレンドを追うけど、一定の信頼を置いたリーダー型の情報を優先的に取り入れる傾向があるんだ。リーダー型によるSNSでの情報拡散を経て、フォロー型がその情報を友人やクラスメイトと共有。その後、塾や学校といったリアルな場でトレンドが浸透するという流れがあるみたい。
α世代ではリーダー型を起点に情報が流通しているのですね。購買行動にも影響してきそう。
前提として、α世代が商品を欲しいと思うきっかけは、家族や友達といった身近な人からのおすすめという意見が多いんだ。
先ほどの、α世代ラボと産業能率大学が行ったα世代の美意識についての調査でも、メイクにおける消費行動について、「SNSやAI診断で客観的な情報を広く収集・分析しつつ、購入の最後の一押しは“信頼できる身近な人(友人・家族)”からの『似合う』といった主観的な共感と安心感であるという結果が得られたんだ。
最近のSNSは情報や選択肢が溢れ、どれを選べばいいのかわからない状況です。最終的に頼りになるのは自分のことを一番知っている身近な人の意見なんですね。
一方で、先ほどのα世代ラボの調査では「商品やサービスを選ぶポイント」として、リーダー型もフォロー型も「見た目」と答えた人が一番多かったんだけど、その次にリーダー型は「SNSで話題になっていること」、フォロー型は「友達からおすすめされていること」と答えた人が多かった。
リーダー型はSNSの反応に注目していて、フォロー型は友達の意見に注目しているのですね。

ここまで「まだ購買力は限定的だけど、将来も続くと考えられる傾向」、また「将来の消費層」としてα世代の意思決定スタイル・価値観を見てきたね。ここからは、「現在の生活者としてのα世代の実際の消費」をみていこう。
株式会社エクスクリエが中高生を対象に行った調査によると、自分で商品やブランドを選択し購入している商品ジャンルは、「お菓子・スナック」が64.8%で最も多く、次いで「ペットボトル・缶・紙パック・びん飲料」が47.5%だった。
まだ使えるお金に限りがありますし、自分で選んで買うのが、比較的価格の低いカテゴリであるお菓子・飲料系なのは納得です。
お菓子・スナック商品の購入における重視点は何かという質問に対し、一番多かった回答は、「味・おいしさ」「価格」「量・ボリューム」といった機能・スペック面で、次は「食べたことがあり、気に入っている」、「友達が食べていた・おすすめされた」という回答が多かった。
やはり友達の意見はα世代の商品購入決定のプロセスにおいて重要な役割を占めているのですね。小さな買い物の中にもこの世代特有の意思決定パターンが出ていますね。

まとめ
美月さん、今日はα世代について解説してくださり、ありがとうございました!
Z世代とまとめて「若い世代」と捉えるのではなく、α世代の特徴をしっかり理解してアプローチすることが重要だね。
今のうちから彼らを意識することは将来的なマーケティング戦略にも役立ちますね。
その通り!これからも注目していこうね。
出典元:mccrindle,UNDERSTαNDING GENERαTION αLPHα,Generαtion αlphα – Born 2010 – 2024)
出典元:mccrindle,the Gen αlphα infogrαphic, Generαtion αlphα – Born 2010 – 2024
出典元:株式会社 日経BP (PRTIMES),日経クロストレンド「今後伸びるビジネス」2025年下半期ランキングを発表。半期に一回の独自調査「トレンドマップ2025下半期」を作成、全95キーワードについて調査,
https://prtimes.jp/mαin/html/rd/p/000000253.000041279.html
出典元:α世代ラボ(PRTIMES),【独自調査】α世代の購買決定プロセスに新傾向‼ α世代「リーダー型」の行動特性が購買・流行形成の鍵に 小学1~2年生の約8割がスマホ・タブレットを使用,https://prtimes.jp/mαin/html/rd/p/000000005.000138984.html
出典元:東急エージェンシー(αdverTimes.),次世代消費の主役「α世代」 その価値観や行動特性を東急エージェンシーが分析,https://www.αdvertimes.com/20251226/αrticle529530/
出典元:α世代ラボ(PRTIMES),『α世代白書 創刊号』を12月18日刊行 「流行より自然な馴染み」α世代の「メイク」価値観と消費行動を産学連携で徹底調査・分析,https://prtimes.jp/mαin/html/rd/p/000000006.000138984.html
出典元:株式会社クロス・マーケティンググループ(PRTIMES), 【中学生・高校生の消費実態調査(2025年)】自分で選んで買うのは「お菓子」と「飲料」、女子中学生は「好きなキャラクターとのコラボ」に敏感―エクスクリエ調査,https://prtimes.jp/mαin/html/rd/p/000000206.000071371.html

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